イラッとしたら3回!最強の応急手当「深呼吸」のススメ

こんにちは! 明大前はり灸院の院長、榊原です。

セルフケア大全、第三弾の今日は、究極に手軽な方法です。 道具もいらない、お金もかからない、場所も選ばない。なんなら、満員電車の中でも、上司に怒られている最中でも(心の中でなら)できちゃいます(笑)。

それは…**「3回、深呼吸をする」**こと。

「深呼吸なんて、そんなことで何が変わるの?」 そう思いますよね。でも、この何気ない呼吸こそが、暴走しがちな自律神経のアクセル(交感神経)に直接ブレーキをかけることができる、唯一にして最強の応急手当なんです。

なぜ「呼吸」だけがコントロールできるのか?

心臓を止めたり、胃を動かしたり、汗を止めたり…自律神経が支配している体の働きは、基本的に私たちの意志ではコントロールできませんよね。 でも、唯一**「呼吸」**だけは、意識的に「速く」したり「遅く」したり、「深く」したり「浅く」したりできます。

ここに、大きなヒントが隠されています。 実は、体と脳は「速くて浅い呼吸=アクセルON(緊張・戦闘モード)」「ゆっくりで深い呼吸=ブレーキON(リラックスモード)」と、呼吸のリズムと自律神経のスイッチを連動させているんです。

つまり、意識的に呼吸をコントロールすることで、間接的に自律神経のスイッチを切り替えることが可能なんです!

「イラッ!」「ドキッ!」の瞬間にこそ深呼吸

  • パートナーの何気ない一言に、カチンときた時。
  • 仕事で予期せぬトラブルが発生して、頭が真っ白になった時。
  • 電車の中で動悸がして、「まずい」と焦り始めた時。

こんな「イラッ!」「ドキッ!」とした瞬間、あなたの体は一瞬でアクセル全開の戦闘モードに入り、呼吸は速く、浅くなっています。 このアクセルが踏まれた瞬間に、すかさず**「3回の深呼吸」**という名のブレーキをかけるのです。

榊原流・心を鎮める深呼吸のコツ

ポイントは**「吸う」より「吐く」を意識する**こと。

  1. まずは、体の中のイヤ〜な空気を全部出す! 口をすぼめて、「ふぅ〜〜〜〜っ」と、これ以上無理!というところまで、ゆっくり、長〜く息を吐き切ります。お腹をへこませながら、溜まったイライラや不安を全部外に出すイメージで。
  2. 自然に吸い込む 吐き切れば、体は自然に新しい空気を求めます。鼻から「すぅ〜〜っ」と、新鮮な空気がお腹まで届くのを感じながら、力を抜いて吸い込みます。
  3. これを3回繰り返す たった3回でも、終わる頃には、暴れ馬のようだった心臓の鼓動が少し落ち着き、頭にカッと昇っていた血がスーッと引いていくのを感じられるはずです。

これは、自律神経のバランスを整えるだけでなく、感情の爆発を防ぐアンガーマネジメントとしても非常に有効です。 「イラッとしたら深呼吸」を合言葉に、ぜひ今日から試してみてください。 この小さな習慣が、あなたの一日を、もっと穏やかなものに変えてくれるはずですよ。

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