「私、こんなに弱かったっけ…」は、頑張りすぎのサインです。

こんにちは! 明大前はり灸院の院長、榊原です。

今日は、具体的な症状というより、多くの人が胸の奥で感じているであろう、漠然とした**「自己肯定感の低下」**についてお話しさせてください。

  • 昔はもっとテキパキ動けたはずなのに、今は何をするにも腰が重い…
  • 友達との約束も、当日になると急に面倒になってしまう…
  • ちょっとしたプレッシャーですぐに胃が痛くなったり、頭が真っ白になったりする…
  • 以前は乗り越えられたはずの仕事量に、心が折れそうになる…

そんな時、ふと、こう思いませんか?

「あれ…? 私、こんなに弱かったっけ…」

周りと比べて、あるいは過去の元気だった自分と比べて、今の自分を情けなく感じてしまう。その気持ち、痛いほど分かります。ですが、今日、僕があなたに一番伝えたいのは、その感覚は**「間違いだ」**ということです。

あなたは弱くなったんじゃありません。「ガス欠」なだけです。

あなたの心と体のエネルギーを、車の**「ガソリンタンク」**に例えてみましょう。

20代の頃は、タンクは常に満タン。少々夜更かしをしたり、無茶な仕事をしたりしても、有り余るエネルギーがありました。アクセルを全開で踏み込んでも、へっちゃらだったはずです。

でも30代になり、仕事の責任、家事、育児、人間関係…と、常に走り続けなければいけない状況が増えました。高速道路も、渋滞の多い市街地も、休みなく走り回っている状態。 ガソリン(エネルギー)はどんどん消費されていくのに、ゆっくり給油(休息・自分のための時間)する暇もない。

そして今、あなたの体は、ついに**「ガス欠」**寸前の警告ランプが点滅している状態なんです。

ガス欠の車が、坂道を登れなかったり、エンジンがかからなかったりするのは、車の性能が「弱くなった」からでしょうか? 違いますよね。ただ、エネルギーが「空っぽ」なだけです。

あなたが今感じている「弱さ」の正体は、これなんです。 心が弱いのでも、根性がないのでもなく、長年アクセルを踏み続けた結果、エネルギーが底をついてしまっただけ。

むしろ、警告ランプが点滅しているのに、それでも「まだ走れるはずだ」と自分を奮い立たせてきたあなたの頑張りを、僕は心から尊敬します。本当によく、ここまで走り続けてきましたね。

鍼灸は「緊急給油」のお手伝い

ガス欠の車に必要なのは、根性論ではなく、質の良いガソリンです。 僕たち鍼灸師の仕事は、このガス欠寸前のあなたの体に、**「緊急給油」**をしてあげるお手伝いをすることです。

鍼灸で自律神経のスイッチを「アクセル(消費モード)」から「ブレーキ(休息・充電モード)」に切り替えることで、無駄なエネルギーの消費を止めます。 そして、全身の血流を良くすることで、体の隅々まで栄養と酸素という「ガソリン」を効率よく届け、タンクにエネルギーを蓄えやすい状態を作ってあげるのです。

あなたは弱くなったんじゃありません。 今まで、自分のこと以上に、周りのためにたくさんのエネルギーを使ってきた、優しい人なだけです。 その証拠に、あなたの体は「もう休もうよ」とサインを出してくれている。

これからは、走ることと同じくらい、自分に給油してあげる時間も大切にしませんか? まずは「よく頑張ったね」と、自分を認めてあげることから始めましょう。

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