こんにちは! 明大前はり灸院の院長、榊原です。
今日は、多くの女性が心当たりのある、そしてなかなか人に相談しにくい**【お腹】**のサインについてお話しします。
- 大事な会議やプレゼンの前に限って、お腹がグルグル、トイレに駆け込む…(下痢)
- 旅行先など環境が変わると、ピタッとお通じが止まってしまう…(便秘)
- 常に胃がもたれてスッキリしない、食欲もない…(胃の不快感)
- お腹にガスが溜まって、ポッコリ張って苦しい…(ガスの張り)
「わかる…!」と、今トイレの中でこっそり頷いている方もいるかもしれませんね(笑)。 なぜ、私たちの心と「お腹」は、こんなにも正直にリンクしてしまうのでしょうか?
お腹は「第二の脳」と呼ばれています
実は、腸には脳と同じくらい多くの神経細胞が集まっていて、**「腸脳相関(ちょうのうそうかん)」**という言葉があるほど、脳と腸は密接なネットワークで結ばれています。 緊張や不安、ストレスといった「脳」が感じた刺激は、あっという間に「腸」に伝わります。
例えるなら、脳が「司令塔」で、腸が「現場」です。
司令塔(脳)が「うわっ、これから嫌な会議だ!ストレスだ!」と感じると、 その指令を受けた現場(腸)はパニック! 「一大事だ!早く余計なものを出して体を軽くしろー!」と、ぜん動運動を活発にしすぎて下痢になったり、 逆に「今は戦いの時だ!消化なんてしてる場合じゃない!」と、動きを止めてしまって便秘になったりするんです。
胃も同じです。ストレスを感じると、胃を守る粘液の分泌が減り、胃酸が出すぎてキリキリ痛んだり、消化機能が落ちていつまでも食べ物が残っているような不快感が続いたりします。 あなたのお腹は、ただサボっているわけでも、イジワルをしているわけでもなく、あなたの心に正直に、そして健気に反応してくれているだけなんですね。
鍼灸師は「現場監督」です
では、この司令塔(脳)のパニックに振り回される現場(腸)をどうすればいいのでしょうか? そこで、僕たち鍼灸師の出番です。 僕たちの役割は、現場の混乱を鎮め、司令塔からの指令を正しく伝える**「腕利きの現場監督」**のようなものです。
お腹や背中、手足にあるツボを鍼やお灸で優しく刺激することで、パニックを起こしているお腹の神経を直接なだめてあげます。 「大丈夫、大丈夫。そんなに慌てなくてもいいんだよ」と。
また、全身の血流を良くすることで、冷えて動きが鈍くなっていた腸を温め、本来の穏やかなぜん動運動を取り戻すお手伝いをします。 ガチガチだったお腹が、施術後にはフワフワに柔らかくなっているのを実感できるはずです。
お腹の調子が整うと、気分まで明るくなります。 それは、「腸脳相関」によって、現場(腸)の穏やかさが、司令塔(脳)にちゃんと伝わるからです。幸せホルモン「セロトニン」の多くは、腸で作られているんですよ。
もう、大事な日の朝に「お腹、大丈夫かな…」と不安になるのはやめにしませんか? いつでもご機嫌なお腹で、ランチも旅行も思いっきり楽しめる。そんな快適な毎日を、一緒に目指しましょう。
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