大丈夫、心臓発作じゃありません。その動悸・息切れの正体。

こんにちは! 明大前はり灸院の院長、榊原です。

静かなオフィスで仕事をしている時、 友達と楽しくおしゃべりをしている時、 そして、なぜか決まって帰りの電車の中…。

突然、心臓が「ドッドッドッ!」と暴れ出すような感覚。 呼吸が浅くなり、息を吸っても吸っても空気が入ってこないような息苦しさ。 胸をギューッとわしづかみにされるような圧迫感。

「え、うそ…、私このままどうかなっちゃうの…?」 「心臓の病気だったらどうしよう…」

こんな経験、ありませんか? 周りには平然とした顔の人々。その中で一人、自分の体の中で起きている緊急事態に冷や汗をかく。この世にたった一人取り残されたような、途方もない恐怖感。本当に、本当に怖いですよね。

病院に駆け込んで心電図やレントゲンを撮っても、結果はいつも「異常なし」。 お医者さんからは「気にしすぎですよ」と一蹴され、ますます不安が募る…。

今日、まずあなたにお伝えしたいのは、その症状は**「心臓が悪い」のではなく、「自律神経の警報装置が誤作動している」**だけだということです。

犯人は「踏み間違えられたアクセル」です

思い出してください。自律神経は、体の「アクセル(交感神経)」と「ブレーキ(副交感神経)」でしたね。

本来、アクセルは、運動したり、危険から身を守ったり、興奮したりする時に踏まれるものです。 ところが、ストレスや疲労が蓄積すると、自律神経が混乱して、リラックスすべき場面で、間違えてアクセルをベタ踏みしてしまうことがあるんです。

電車でのんびり座っているだけなのに、体の中は「猛獣から逃げるライオン」と同じ、全力疾走モードに! 心臓は「もっと血液を送れ!」と命令されてドキドキし、肺は「もっと酸素を取り込め!」とハカハカ呼吸が浅くなる。これが、あなたの動悸や息苦しさの正体です。

エンジン(心臓)自体は正常なのに、運転手(自律神経)がパニックを起こして、アクセルを踏み間違えている状態なんです。

鍼灸は「強制的にブレーキを踏む」お手伝い

「頭ではわかっても、この恐怖はコントロールできない!」 もちろんです。だからこそ、僕たちのような専門家がいるんです。

鍼灸の役割は、このパニックを起こしている運転手(自律神経)に、「大丈夫、落ち着いて。今はブレーキを踏む時だよ」と、体の外から優しく教えてあげることです。

特に、背中や胸まわりのガチガチに固まった筋肉を鍼で緩めてあげると、呼吸が自然と深くなります。 深い呼吸は、それ自体が**「最強のブレーキ」**。脳に「もう危険はないよ、リラックスしていいよ」という直接的な信号を送ってくれるのです。

施術が終わる頃には、暴れていた心臓は穏やかな鼓動を取り戻し、浅かった呼吸は深く、長くなっているはずです。

いつ来るかわからない発作に怯える毎日から、解放されましょう。 電車に乗るのも、人前で話すのも怖くない。自分の体を「安全な場所だ」と感じられる、穏やかな日々は必ず取り戻せます。

その「大丈夫」という安心感を、ぜひ一度、あなたの体で実感しに来てください。

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