頭痛と冷えの関係、東洋医学から見た「瘀血」

こんにちは。明大前はり灸院の榊原です。

いつもブログをお読みいただきありがとうございます。前回は、頭痛予防に効果的な食事についてお話ししました。今回は、以前少し触れた**「冷え」**と頭痛の関係を、東洋医学の視点からさらに深く掘り下げていきたいと思います。


東洋医学の視点「瘀血(おけつ)」とは?

「冷え」が頭痛の原因になることをお話ししました。身体が冷えると血行が悪くなり、頭痛が起きやすくなります。東洋医学では、この血行不良の状態を**「瘀血(おけつ)」**と呼びます。

瘀血とは、体内の血の流れが滞り、身体の一部に停滞してしまっている状態のことです。例えるなら、サラサラと流れるはずの血液が、ドロドロとしたり、よどんだりしている状態です。

この瘀血は、

  • 冷え:身体が冷えることで血管が収縮し、血の流れが悪くなる
  • ストレス:自律神経の乱れから血流が悪くなる
  • 長時間の同じ姿勢:筋肉の緊張から血行が滞る

など、様々な原因で引き起こされます。


瘀血が頭痛を引き起こすメカニズム

では、なぜ瘀血が頭痛を引き起こすのでしょうか?

血液は、全身の細胞に酸素や栄養を運ぶ大切な役割を担っています。しかし、血の流れが滞る(=瘀血がある)と、必要な栄養が頭部に届かなくなったり、老廃物が排出されずに溜まってしまいます。

この「血の滞り」が頭部で起こると、それが刺激となって、締め付けられるような重い痛みや、ズキズキと脈打つような痛みを引き起こすのです。

「そういえば、肩や首がガチガチなだけでなく、なんだか顔色も悪く、クマがひどい気がする…」 もし心当たりがあるなら、それは瘀血のサインかもしれません。


鍼灸は「瘀血」を取り除くことに効果的です

「私の身体に溜まった『瘀血』も、流してくれるのかな…」

はい、お任せください。

鍼灸は、この瘀血を取り除くことに非常に効果的です。滞った血液の流れをスムーズにすることで、頭痛を根本から改善していきます。

鍼によって、身体の特定のツボを刺激することで、

  1. 血行促進:血管が広がり、滞っていた血液の流れが促されます。
  2. 身体を温める:血流が良くなることで、身体全体に温かい血が行き渡り、冷えが改善されます。
  3. 筋肉の緊張緩和:瘀血の原因である筋肉の緊張をほぐし、血行不良を改善します。

これらの効果によって、ドロドロとした血が、サラサラと流れるようになり、頭痛が起きにくい身体へと導きます。


あなたの身体の状態に合わせて

当院では、東洋医学の診断法を用いて、あなたの身体に溜まった瘀血の原因を丁寧に探り、最適な施術をさせていただきます。

「最近、冷えがひどくて頭痛がする…」 「肩や首のこりが辛くて…」

どんなお悩みでも構いません。あなたの身体の声に耳を傾け、心身ともに健康な状態を目指して、二人三脚で歩んでいきましょう。

次回は、頭痛に悩むあなたが決して一人ではないということを、お伝えしたいと思います。


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