こんにちは。明大前はり灸院の榊原です。
前回のブログでは、意外な頭痛の原因である「食いしばり」についてお話ししました。今回は、緊張型頭痛に悩むあなたに、ぜひ覚えてほしいもう一つの万能ツボをご紹介します。それは**「風池(ふうち)」**です。
緊張型頭痛の緩和に!「風池(ふうち)」とは?
「風池」は、東洋医学において、首や肩の凝りを和らげ、頭痛を鎮める効果が高いことで知られる重要なツボの一つです。「風」という字が示すように、身体の外から侵入する邪気(ここでは頭痛を引き起こす要因と捉えてください)が溜まりやすい場所と考えられています。
「風池」の簡単で正確な見つけ方
- まず、後頭部にある太い筋肉(首の後ろ側の左右に盛り上がっている筋肉)を探します。
- 次に、その太い筋肉の外側、ちょうど髪の生え際あたりに、左右一対のくぼみがあります。
- そこが、今回ご紹介する**「風池(ふうち)」**です。
指で軽く押してみると、少し凹んでいて、押すとズーンとしたような、または気持ちの良い響きを感じる場所だと思います。
「風池」の効果的な押し方
- 両手の親指を、左右の「風池」にそれぞれ当てます。
- 他の指は、頭を優しく支えるように添えます。
- 息をゆっくりと吐きながら、頭の中心に向かって、心地よいと感じる程度の強さでゆっくりと押し揉みます。
- 「痛い!」と感じるほどの強い力は必要ありません。「気持ちいいな」と感じるくらいの力加減で行いましょう。
- そのままの状態で、30秒程度キープします。
- ゆっくりと指を離し、深呼吸をします。
これを数回繰り返してみてください。
どんな時に「風池」を押すと効果的?
「風池」は、特に緊張型頭痛にお悩みの方におすすめのツボです。
- デスクワークで長時間同じ姿勢が続いた後
- スマートフォンやパソコンを長時間使用した後
- 肩や首の凝りを感じた時
- 目が疲れた時
- お風呂上がりなど、リラックスしている時
このような時に「風池」を優しく指圧することで、首や肩の血行が促進され、筋肉の緊張が和らぎ、頭痛の緩和に繋がります。また、リラックス効果もあるため、気分転換にもおすすめです。
「百会」と合わせて押すのも効果的
以前のブログでご紹介した、頭のてっぺんにある万能ツボ「百会」と、この「風池」を合わせて押すのも、頭痛緩和には効果的です。全身の気の巡りを整える「百会」と、首や肩の血行を促進する「風池」の相乗効果で、リラックス効果と頭痛の緩和が期待できます。
「また頭が痛くなってきたな…」と感じたら、薬に頼る前に、ぜひこの「風池」を試してみてください。あなたの辛い頭痛が、少しでも楽になるお手伝いができれば幸いです。
次回は、日常生活でできる簡単な頭痛予防のヒントをいくつかご紹介します。どうぞお楽しみに!
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