こんにちは。明大前はり灸院の榊原です。
前回のブログでは、デスクワークでの正しい座り方についてお話ししました。少し意識するだけで、首や肩への負担がぐっと軽くなることを感じていただけたでしょうか。
さて、今回は、多くの頭痛の原因に隠されている、少し見えにくいけれどとても重要なテーマ、**「自律神経の乱れ」**についてお話しします。
あなたの身体の「オンオフ」切り替え、うまくいっていますか?
突然ですが、あなたはこんな風に感じることはありませんか?
- 些細なことでイライラしたり、不安になったりする
- 夜になっても頭が冴えてしまい、なかなか寝付けない
- 朝、起きるのがつらくて、ベッドから出られない
- 動悸がしたり、汗をかきやすくなった
もしあなたがそう感じているなら、それはあなたの身体の**「自律神経」**が乱れているサインかもしれません。
自律神経は、私たちの意思とは関係なく、心臓を動かしたり、呼吸をしたり、体温を調節したり、といった身体の機能をコントロールしている大切な神経です。
そして、この自律神経には、活動している時に優位になる「交感神経」と、リラックスしている時に優位になる「副交感神経」の2つがあり、この2つがバランスを取りながら、私たちの身体の「オンオフ」を切り替えています。
乱れた自律神経が頭痛を呼ぶメカニズム
では、なぜ自律神経が乱れると、頭痛が起きやすくなるのでしょうか?
ストレスや不規則な生活、睡眠不足などが続くと、私たちの身体は常に「オン」の状態、つまり交感神経が優位な状態になってしまいます。
すると、どうなるでしょう?
- 血管が常に収縮した状態になり、血流が悪くなる。
- 筋肉が緊張し、肩や首がガチガチに凝り固まる。
- 身体が休まらないため、疲れが取れない。
この状態が続くと、脳の血管の収縮・拡張がスムーズにいかなくなり、頭痛が起きやすくなると考えられています。
「え、まさか頭痛と関係しているなんて…」
はい、関係しているんです。あなたの「なんだか調子が悪い」という感覚は、実はすべて繋がっていたんですね。
鍼灸は「自律神経の調整役」
乱れた自律神経を整えるために、鍼灸は非常に効果的です。
鍼灸治療は、身体の特定のツボを刺激することで、乱れた自律神経のバランスを整えるお手伝いをします。緊張状態にある交感神経の働きを鎮め、リラックスさせる副交感神経の働きを優位にさせることで、心も身体も落ち着いた状態へと導きます。
「鍼を打ってもらっていると、いつの間にか眠ってしまう…」 当院に来られる患者様から、そんなお声をいただくことがよくあります。これは、鍼灸が身体のスイッチを「オフ」にするお手伝いをしている証拠です。
身体の内側からアプローチすることで、
- 凝り固まった筋肉が緩み、血流が改善される
- 質の良い睡眠が取れるようになる
- ストレスに強い、安定した心と身体が育まれる
など、根本的な改善を目指すことができます。
「もしかしたら、私の頭痛の原因もこれだったのかも…」 もしあなたがそう感じたなら、ぜひ一度ご相談ください。あなたの身体の声に耳を傾け、自律神経のバランスを整え、頭痛から解放される毎日を一緒に目指していきましょう。
次回は、頭痛とストレスの深い関係について、さらに詳しくお話しします。どうぞお楽しみに!
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