こんにちは。明大前はり灸院の榊原です。
前回のブログでは、頭痛薬との付き合い方についてお話ししました。今回は、頭痛を引き起こす意外な原因として、私たちの身近にある**「姿勢」と「スマホ」**の関係について掘り下げていきたいと思います。
スマホが頭痛を引き起こす?「スマホ首」の恐怖
突然ですが、あなたは一日にどれくらいの時間、スマートフォンを見ていますか? 通勤電車の中、仕事の休憩時間、家でくつろいでいる時… 気づけば、常に画面を覗き込んでいる、という方も多いのではないでしょうか。
「スマホなんて、もう生活の一部だから仕方ないでしょ?」 そうですよね。今やスマホなしでは、日常生活が成り立たないほどです。
しかし、スマホを見ている時のあなたの姿勢を、もう一度思い出してみてください。
ほとんどの場合、少し下を向いて、猫背になっていませんか? この姿勢こそが、**「スマホ首」**と呼ばれる状態です。そして、この「スマホ首」こそが、あなたの頭痛の大きな原因になっている可能性があるのです。
重たいボウリングの玉を支える首
ここで、ちょっと想像力を働かせてみましょう。
あなたの頭の重さは、平均で約4~6kgと言われています。これは、ボウリングの玉と同じくらいの重さです。
普段、顔を上げてまっすぐ前を向いている状態では、この重さを首や肩の筋肉がバランス良く支えています。
しかし、スマホを見るためにうつむいた姿勢になると、頭が前に倒れることで、首の骨(頸椎)やその周りの筋肉に、何倍もの負荷がかかってしまいます。
例えるなら、細い首の筋肉だけで、重たいボウリングの玉を長時間支え続けているようなものです。
想像しただけでも、首や肩がパンパンに凝り固まり、血行が悪くなって、頭痛が起きるのも納得がいきませんか?
「え、たしかにスマホ見すぎかも…」 「そう言われてみれば、最近肩こりがひどい…」
そう思ったあなた。それは、あなたの身体が悲鳴を上げている証拠です。
まずは「顔を上げる」ことから始めよう
でも、心配はいりません。 この「スマホ首」による頭痛は、ちょっとした意識と工夫で改善することができます。
まずは、このブログを読んでいる**「今この瞬間」**から、顔を少しだけ上げてみましょう。
そして、日中スマホを使う際は、できるだけ目線の高さまでスマホを上げるように意識してみてください。たったこれだけでも、首への負担はぐっと軽くなります。
また、デスクワークが多い方は、パソコンのモニターを目線の高さに合わせることも重要です。
もちろん、毎日完璧にこなす必要はありません。 「あ、また下を向いてるな」と気づいた時に、「顔を上げてみる」。 その小さなアクションを繰り返すことが、頭痛から解放されるための大きな一歩になります。
「頭痛の原因が姿勢だったなんて、本当に驚いた!」 「これからはスマホとの付き合い方、見直してみます!」
そんな風に、このブログを読んで、あなたが頭痛の根本原因に気づき、希望を感じていただけたら嬉しいです。
次回は、そんなスマホ首で凝り固まった首や肩をほぐす、簡単なセルフケア方法をご紹介します。どうぞお楽しみに!
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