東洋医学には、西洋医学とは異なる視点があります。
こんにちは。明大前はり灸院 院長の榊原です。
不妊治療を続けている中で、最も辛いと感じる瞬間の一つに、「原因不明」と診断された時があるのではないでしょうか。
「検査では特に問題ないと言われたのに、なぜ妊娠できないんだろう…」
「どこにも異常がないと言われても、この体の不調は一体何なの…」
そう言って、途方に暮れている患者さんの姿を、これまで本当に多く見てきました。西洋医学で原因が見つからないと告げられた時、どうすれば良いか分からなくなり、深い絶望感に襲われる気持ち、痛いほどよく分かります。私も50代になり、人生経験を重ねてきましたが、特に「原因不明」という言葉の重みは、当事者の方々にとって計り知れないものだと感じています。
「原因不明」という言葉の奥にあるもの
西洋医学は、精密な検査によって具体的な病名や異常を見つけ出すことに長けています。しかし、数値に表れない、画像には映らない不調やバランスの乱れについては、原因を特定しきれない場合があります。それが、「原因不明」という診断に繋がってしまうのです。
しかし、東洋医学の視点から見ると、そこに「原因がない」わけではありません。ただ、西洋医学とは異なるアプローチでその原因を探っていく、ということです。
例えるなら、西洋医学が「故障した部品を特定して修理する」アプローチだとすれば、東洋医学は「体全体のエネルギーの流れやバランスを整えて、自然治癒力を高める」アプローチと言えるでしょう。
東洋医学が診る「妊娠力」の源
東洋医学では、体は「気(エネルギー)」「血(血液)」「水(体液)」という3つの要素が滞りなく巡り、バランスが取れている状態が健康であると考えます。そして、この「気・血・水」のバランスが、そのまま「妊娠力」に直結すると捉えます。
「原因不明」とされている方の場合、西洋医学的な視点では異常が見当たらなくても、東洋医学的に診ると、以下のような「未病」(病気とまではいかないが、すでに不調の兆候がある状態)のサインが見られることが少なくありません。
- 冷え:手足やお腹が常に冷たい、生理痛がひどい
- 血の滞り(瘀血):生理周期の乱れ、経血の塊が多い、子宮内膜が薄い
- 気の滞り(気滞):ストレス過多、イライラしやすい、胸のつかえ
- 水の滞り(水滞):むくみ、めまい、体が重だるい
- 血の不足(血虚):貧血気味、髪のパサつき、肌の乾燥
これらは、西洋医学の検査では異常として表れにくいものの、妊娠にとって最適な体の状態とは言えないケースが多々あります。
鍼灸で、あなたの「妊娠力」を引き出す
当院の鍼灸治療は、まさにこの「気・血・水」のバランスを整え、体本来が持つ「妊娠力」を引き出すことを目的としています。
- 温める力:お腹や腰、手足のツボに鍼やお灸を施すことで、全身の血行を促進し、子宮や卵巣の血流を改善して体を温めます。
- 巡らせる力:気の滞りを解消し、ストレスを和らげることで、心身のリラックスを促し、ホルモンバランスの乱れを整えます。
- 補う力:体に必要な「血」や「水」が不足している場合には、それを補うようなアプローチで、体質改善をサポートします。
実際に、「原因不明」と診断された方々が当院の治療を続けられ、「体の冷えがなくなった」「生理周期が整った」「ストレスが減って前向きになれた」といった変化を実感され、その後に妊娠されたケースも少なくありません。
途方に暮れる必要はありません
もし今、「原因不明の不妊」と診断され、どうすれば良いか分からず途方に暮れているのであれば、どうか一人で抱え込まないでください。
東洋医学には、西洋医学とは異なる視点から、あなたの体の声を聞き、本来の力を引き出すための知恵と技術があります。私たちは、その力を信じ、あなたの「赤ちゃんが欲しい」という願いに、心から寄り添い、全力でサポートさせていただきます。
あなたの体の奥深くにある「妊娠力」を信じて、一緒に次の一歩を踏み出してみませんか? いつでもお気軽にご相談ください。
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