体は食べたもので作られます。バランスの取れた食事が重要です。
こんにちは。明大前はり灸院 院長の榊原です。
不妊治療に励む皆さん、毎日の食事について意識していますか? 忙しい日々の中で、ついつい簡単に済ませてしまったり、好きなものばかり食べてしまったりすることもあるかもしれません。
「毎日自炊なんて無理…」
「コンビニ食ばかりになっちゃう…」
「栄養バランス、気にしているつもりだけど、これでいいのかな?」
そういった声は、本当によく耳にします。私自身も50代になり、健康的な食生活の重要性を改めて感じている日々ですが、特に妊娠を望む皆さんの体にとって、「食」は非常に大切な土台となります。
体は食べたもので作られる。それは子宮も同じ。
私たちの体は、日々の食事から摂る栄養素によって作られています。皮膚も、骨も、血液も、そして子宮や卵巣といった生殖器も、すべて口から入れたものからできています。
つまり、バランスの取れた食事ができていなければ、妊娠しやすい体作りは難しいと言わざるを得ません。
現代の食生活には、以下のような問題点が多く見られます。
- 糖質や脂質の過剰摂取: コンビニのお弁当や加工食品、スイーツ、揚げ物などは、手軽で美味しい一方で、栄養が偏りがちです。
- タンパク質やビタミン、ミネラル不足: 野菜不足や偏った食事によって、体の機能を正常に保つために必要な栄養素が足りていないことがあります。
- 体を冷やす食事: 冷たい飲み物や、生野菜ばかりの食事は、体を内側から冷やしてしまう原因になります。
これらの食生活が続くと、体の中で何が起こるのでしょうか?
- 血行不良: 必要な栄養素が不足し、血液がドロドロになったり、巡りが悪くなったりします。これにより、子宮や卵巣への十分な血流が届かず、機能が低下する可能性があります。
- ホルモンバランスの乱れ: ホルモンの材料となるタンパク質や脂質、それを調整するビタミン・ミネラルが不足すると、ホルモンバランスが崩れやすくなります。生理不順や排卵障害の原因にもなり得ます。
- 内臓機能の低下: 消化器官に負担がかかり、栄養の吸収効率が悪くなるだけでなく、老廃物が蓄積しやすくなり、体全体の機能が低下します。
- 冷え性の悪化: 体を冷やす食事は、東洋医学でいう「冷え」を助長し、妊娠しにくい体質へと傾かせます。
東洋医学から見た「食」の重要性
東洋医学では、「医食同源」という言葉があるように、食事は病気を治し、健康を保つための基本と考えます。体質や季節に合わせて食材を選び、調理法を工夫することで、体の内側からバランスを整えていくことを重視します。
例えば、
- 体を温める食材:根菜類(ごぼう、にんじん、れんこんなど)、生姜、ネギ、鶏肉など
- 血を補う食材:ほうれん草、小松菜、レバー、赤身肉、黒ごまなど
- 気の巡りを良くする食材:柑橘類、セロリ、春菊など
これらを意識して取り入れることで、体の内側から「気・血・水」のバランスを整え、妊娠しやすい体質へと導くことができます。
鍼灸と食事、二人三脚で体質改善を
当院の鍼灸治療は、体の外側から血行を促進し、内臓機能を高め、自律神経のバランスを整えることで、あなたが本来持っている「妊娠力」を引き出します。そして、それに加えて、日々の食生活を見直すことは、治療効果を最大限に引き出すために不可欠です。
もちろん、完璧な食生活を毎日送ることは難しいかもしれません。でも、少しずつ意識を変えるだけでも、体は確実に変化していきます。
- まずは、毎日温かいものを一口でも多く摂ることから始める。
- 主食、主菜、副菜を意識して、彩り豊かな食事を心がける。
- 旬の野菜や果物を積極的に取り入れる。
- よく噛んで、ゆっくり食べる。
これだけでも、体は喜んでくれるはずです。
もし、ご自身の食生活に不安を感じている、何をどう改善すれば良いか分からないという方がいらっしゃれば、ぜひ一度、明大前はり灸院にご相談ください。私たちは、あなたの体の状態を診させていただきながら、食生活のアドバイスも含め、トータルでサポートさせていただきます。
毎日の「食」を通じて、心も体も満たされ、赤ちゃんを迎え入れる準備を一緒に進めていきましょう。いつでもお気軽にお声がけください。
#明大前はり灸院 #不妊治療 #妊活 #食生活改善 #バランスの取れた食事 #医食同源 #体質改善 #冷え性改善 #ホルモンバランス #鍼灸 #東洋医学 #血行促進 #子宮環境改善 #世田谷区 #杉並区 #明大前
コメント