こんにちは! 明大前はり灸院の院長、榊原です。
体がだるくて、ソファから起き上がるのもやっと…。 そんな時に、「健康のために運動しましょう!」なんて言われても、「いやいや、その元気が無いから困ってるんじゃないか!」って、叫びたくなりますよね。
その気持ち、痛いほど分かります。 ですから今日僕がご提案するのは、ジムで汗を流したり、必死でランニングしたりするような**「トレーニング」**ではありません。
心と体の風通しを良くするような、**「頑張らないお散歩」**です。
なぜ「軽い」運動がいいの?
意外に思われるかもしれませんが、自律神経が乱れてエネルギーが枯渇している時に、息が上がるような激しい運動をすると、かえって体を「戦闘モード(アクセルON)」にしてしまい、心身をさらに疲弊させてしまうことがあります。
今のあなたに必要なのは、一定のリズムで、心地よく続けられる運動。 ウォーキングのようなリズミカルな運動は、脳内で「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌を促し、不安感を和らげ、心を穏やかにしてくれます。
また、ふくらはぎは「第二の心臓」。歩くことで、滞りがちだった全身の血流が促進され、手足の冷えや首肩のコリの改善にも繋がります。 頭の中でグルグルしていた悩み事が、歩いているうちに「ま、いっか」と思えてくる。そんな経験はありませんか?あれこそが、思考優位だった脳がリラックスしたサインなんです。
「これならできそう」から始めよう
「よし、歩くぞ!」と意気込む必要はありません。 ハードルは、これ以上ないくらい低く設定しましょう。
- 通勤の時に、一駅手前で降りて歩いてみる (夕暮れの道を歩くのは、思考のクールダウンに最適です)
- お昼休みに、会社の周りを5分だけブラブラする
- お気に入りの音楽を聴きながら、目的もなく近所を歩く
- いつもはエレベーターを使うところを、1階分だけ階段を使ってみる
ポイントは**「頑張らないこと」「気持ちいいな、と感じること」。 目的は体力をつけることではなく、あくまで「気分転換」と「血流改善」**です。
東洋医学では、体の不調はエネルギーである「気」の滞りが原因と考えます。ウォーキングは、この滞った「気」を優しく全身に巡らせる、最高のセルフケアなんです。
鍼灸で大きく気の流れを整え、日々の軽い運動でその流れをキープする。この組み合わせが、不調から抜け出すための最短ルートですよ。
まずは週に一度、5分だけでも大丈夫。 スニーカーを履いて、外の空気を吸いに出かけませんか? 体だけでなく、心もきっと、驚くほど軽くなりますよ。
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