こんにちは! 明大前はり灸院の院長、榊原です。
「大人は、人前で泣くものじゃない」 「私がしっかりしなきゃ」 「ここで泣いたら、面倒な人だと思われる…」
私たちは、いつからか、涙をぐっとこらえるのが「当たり前」になってしまいました。 その強さは、あなたを社会で生き抜くために守ってくれる鎧だったかもしれません。 でも、一日中重たい鎧を着たままだと、心も体も、知らず知らずのうちに疲弊してしまいますよね。
もしあなたが最近、理由もなくイライラしたり、胸が詰まるような息苦しさを感じたりしているなら、それは**「泣きたい気持ち」に蓋をし続けてきたサイン**かもしれません。
涙は、自律神経の「強制再起動スイッチ」
実は、涙を流すという行為は、心と体を緊張モードの**「アクセル(交感神経)」から、リラックスモードの「ブレーキ(副交感神経)」**へと、強制的に切り替えてくれる強力なスイッチなんです。
科学的にも、ストレスを感じた時に流す「感情の涙」には、コルチゾールをはじめとするストレス物質を体外に排出する働きがあることが分かっています。 つまり、涙は正真正銘、「心のデトックス」。体の中に溜まったストレスの毒素を、洗い流してくれる浄化作用があるのです。
思いっきり泣いた後、頭がスッキリしたり、少し眠くなったりした経験はありませんか? あれこそが、脳の緊張がリセットされ、体が休息モードに入った、何よりの証拠なんですよ。
上手な涙の流し方「涙活(るいかつ)」のススメ
「そうは言っても、急に泣けない…」という方も多いでしょう。 そんな時は、意識的に「泣く時間」を作ってみる**「涙活(るいかつ)」**がおすすめです。
- 感動する映画やドラマを一気見する
- 昔好きだった、切ない歌詞の音楽に浸る
- 懐かしい卒業アルバムを開いてみる
- 誰もいないお風呂の中や、一人きりの車の中で、声を出して泣いてみる
大切なのは、**「泣いてもいいんだよ」**と、あなた自身が自分に許可を出してあげること。 無理に悲しいことを思い出す必要はありません。あなたの心の琴線に触れるものなら、何でもいいんです。
東洋医学では、抑圧された感情は「気」の流れを滞らせる大きな原因と考えます。 鍼灸で体の巡りを整え、そして、あなた自身の涙で心の淀みを洗い流す。この二つが揃った時、あなたの心と体は、驚くほど軽くなっているはずです。
我慢は、あなたの心と体にとっては美徳ではありません。 泣きたい時は、どうぞ、我慢しないでください。 それは、あなたが弱いからではなく、あなたが人間である、美しい証なのですから。
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