こんにちは! 明大前はり灸院の院長、榊原です。
体の不調もツラいですが、同じくらい…いえ、もしかしたらそれ以上に厄介なのが、コントロールできない**【心・メンタル】**のサインではないでしょうか。
- さっきまで普通だったのに、急に理由もなく胸がザワザワして不安になる…
- テレビを見ていても内容が全く頭に入ってこない、本を読んでも同じ行をグルグル…
- 普段なら笑って許せる家族や同僚の一言に、カチン!と来てしまう…
- 涙もろくなり、ドラマの何気ないシーンで涙が止まらなくなる…
こんなふうに感情の波が激しいと、「私の心が弱いのかな」「なんて性格が悪くなったんだろう」と、自分自身を責めて、ますます落ち込んでしまいますよね。
今日、僕があなたに伝えたいのは、ただ一つ。 その感情の嵐は、あなたの「性格」や「心」の問題ではなく、体の内部で起きている「化学反応」の結果なんです。
心の不調は、脳内の「ホルモンバランス」の乱れ
「体」と「心」は、首から下と上で分かれているわけではなく、自律神経という一本の線でガッチリと繋がっています。
思い出してください。自律神経の「アクセル(交感神経)」が踏みっぱなしだと、体は常に「戦闘モード」になっているというお話をしましたね。 この戦闘モードの時、脳内では「ノルアドレナリン」や「コルチゾール」といった、いわゆる**「ストレスホルモン」**が大量に分泌されます。
これらのホルモンは、危険に立ち向かうためには必要ですが、出続けてしまうと、心を不安にさせ、イライラさせ、常に警戒させる作用があるんです。 つまり、あなたが理由もなく不安や焦りを感じるのは、あなたの脳が、体からの「今、緊急事態です!」という信号を正直に受け取っているだけ。心が弱いからでは決してありません。
逆に、体をリラックスさせ、心を穏やかにする「ブレーキ(副交感神経)」がうまく働かないと、「セロトニン」のような**「幸せホルモン」**の分泌が減ってしまいます。これが、突然の気分の落ち込みや、やる気の低下につながるのです。 また、脳が常に戦闘モードでエネルギーを消耗しているため、物事を考えたり、覚えたりするための余力がなくなり、集中力が低下するのも当然のことです。
鍼灸は「脳を安心させる」お手伝い
「頭ではわかっても、感情が言うことを聞かない!」 その通りです。だからこそ、体の側からアプローチする必要があるんです。
僕たち鍼灸師の仕事は、鍼や灸で首や肩、背中の緊張を緩めることで、**「もう戦わなくていいんだよ」「危険は去ったよ」**という安全信号を、体の末端から脳へ送ってあげることです。
体が「安全モード」に切り替わると、ストレスホルモンの分泌は自然と収まり、幸せホルモンが分泌されやすい環境が整います。 施術中に、頭の中を駆け巡っていたザワザワとした思考が、スーッと静かになっていくのを感じる方も多いんですよ。
嵐が過ぎ去った後の、晴れ渡った空のような穏やかな心。 物事に集中でき、大切な人に優しくなれる、本来のあなた。
そんな「心の平穏」を取り戻すことは、決して不可能ではありません。 一人で心の嵐と戦わないで、いつでも頼ってくださいね。
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