厚着しても寒い、肩が凝る。その原因、コートの隙間の「無防備な首」にあります

こんにちは。明大前はり灸院、院長の榊原です。

「先生、高いダウンジャケットを買ったんです。 でも、外を歩くとやっぱりゾクゾクして、肩がすくんでしまって…。 家に帰ると、肩こりで頭がガンガンするんです」

先日来院された53歳の女性、Bさん。 確かに最高級のダウンを着ていらっしゃいましたが、首元を見るとマフラーがなく、Vネックのセーターで首筋が無防備な状態でした。

これでは、いくら高級な断熱材(ダウン)で体を覆っても、暖房の効いた部屋の窓を全開にしているのと同じです。 特に私たち50代にとって、「首」をさらすことは、冷えを招くだけでなく、頑固な肩こりや頭痛の引き金になってしまいます。

首の後ろは「風邪(邪気)」の入り口

東洋医学では、首の後ろに「風門(ふうもん)」というツボがあります。 文字通り「風の門」。ここから冷たい風(邪気)が体に入り込むと考えられています。

若い頃は筋肉のバリアがしっかりしているので、少しくらい隙間があっても平気でした。 しかし50代になると、首や肩の筋肉が痩せてバリア機能が低下します。 そこへ冷たい風が直撃すると、体は「冷気を入れるな!」と防衛反応を起こし、首や肩の筋肉をガチガチに固めてしまいます。

Bさんの「ダウンを着ても寒い」「肩がこる」原因は、まさにこの防衛反応でした。 胴体は温かいのに、司令塔である首が冷えているため、脳が「寒い!」と誤解して全身を緊張させていたのです。

「大椎(だいつい)」を温めると、全身が緩む

治療では、首を揉むことよりも「入り口を塞ぐ」ことを優先しました。 首の付け根にある大きな骨の出っ張り、「大椎(だいつい)」というツボにお灸を据えます。

ここは、体を温めるエネルギー(陽気)が交差する、いわば「床暖房のメインスイッチ」のような場所です。

「あぁ…首の後ろが温かいだけなのに、指先までジーンとしてきました。肩の力がストンと抜ける感じです」 お灸の熱が体の奥に入ると、Bさんの上がっていた肩が自然と下がり、表情も和らぎました。

マフラー1枚は、コート1枚に勝る

治療後、Bさんは 「今まで厚着ばかり気にしていましたが、大事なのは『隙間』だったんですね」 と納得され、帰りはしっかりとマフラーを巻いて帰られました。

外出時、ゾクッとした寒さを感じたら、それは体が緊張を始めた合図です。 高いコートを買い足す前に、まずは首元を温めてみてください。

それでも抜けない肩の荷や冷えがある時は、私が「メインスイッチ」を入れ直します。 いつでも頼ってくださいね。

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