こんにちは! 明大前はり灸院の院長、榊原です。
毎日忙しいと、ついついシャワーで済ませてしまいがちですよね。 「体を洗うだけなら、シャワーで十分」と。
その気持ち、よーく分かります。 ですが、もしあなたが寝つきの悪さや、体の冷え、なかなか取れない疲労感に悩んでいるなら、その日の疲れをリセットし、最高の眠りを手に入れるチャンスを、みすみす逃してしまっているかもしれません。
今日のセルフケアは、日本人なら誰もが大好きな**「お風呂(湯船に浸かること)」**。 ただ体を温めるだけではない、自律神経のスイッチを「アクセル」から「ブレーキ」へと切り替えるための、効果的な入浴法をご紹介します!
熱いお湯は逆効果!?「ぬるめ」が正解のワケ
「よーし、熱いお湯でガツンと温まるぞ!」 これは、実は自律神経にとっては逆効果なんです。
42度以上の熱いお湯は、体を「これから戦うぞ!」という戦闘モード、つまりアクセル(交感神経)をONにしてしまいます。目が冴えてしまい、リラックスとは程遠い状態に。朝、シャキッと目覚めたい時の朝風呂なら良いのですが、夜には不向きです。
夜の入浴で目指すべきは、副交官神経(ブレーキ)を優位にすること。 そのためには、38〜40度くらいの「ちょっとぬるいかな?」と感じるくらいのお湯がベストなんです。
このぬるめのお湯に15分程度ゆっくり浸かることで、体の深部体温がじわじわと上がり、心身ともにリラックスモードへと切り替わっていきます。
最高の眠りを手に入れる「ゴールデンタイム」
さらに重要なのが、お風呂から上がるタイミング。 人は、体の深部体温が下がり始めるときに、自然な眠気を感じるようにできています。
つまり、お風呂で一度上がった深部体温が、ゆっくりと下がっていく就寝の90分〜1時間前に入浴を終えるのが、最高の眠りを手に入れるためのゴールデンタイム! このタイミングでベッドに入れば、体が自然と「眠る準備ができましたよ〜」と教えてくれるはずです。
榊原流・お風呂を「最高のご褒美」に変えるコツ
せっかく湯船に浸かるなら、さらにリラックス効果を高めてみませんか?
- 照明を少し暗くしてみる: 浴室の電気を消して、脱衣所の明かりだけにしてみる。それだけでグッと落ち着いた空間になります。
- 好きな香りをプラスする: リラックス効果のあるラベンダーやカモミールなどの入浴剤やアロマオイルを一滴。
- 首の後ろを温める: 首の後ろには太い血管が通っており、ここを温めることで全身の血流が効率よくアップします。
- デジタルデトックス: スマホの持ち込みはNG!代わりに、目を閉じて今日の出来事をぼーっと振り返ったり、好きな音楽を聴いたりする時間に。
シャワーは「体を洗う作業」、お風呂は**「一日頑張った自分を労る時間」**。 この小さな意識の違いが、あなたの睡眠の質を、そして翌日のコンディションを大きく変えてくれます。 今夜はぜひ、湯船にお湯を張って、心と体を芯からほぐしてあげてくださいね。
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