こんにちは!明大前はり灸院、院長の榊原です。
前回の記事では、「『なんで私だけ?』と自分を責めないでくださいね。あなたは一人じゃありませんよ」というお話をしました。
さて、今日はその不調の張本人、「自律神経」について、もう少し詳しくお話ししようと思います。 「自律神経が乱れてるかも…」なんて、まるで口癖のように使っているけど、
「で、結局なんなの、自律神経って?」
と思いませんか?(笑) 大丈夫です。僕が世界一わかりやすく(?)、ご説明しますね!
あなたの体は一台の「車」です。
突然ですが、あなたの体を一台の高性能な「車」だと想像してみてください。 そして、自律神経というのは、その車を動かすための**「アクセル」と「ブレーキ」**のことなんです。
- アクセル(交感神経): あなたが「よし、仕事するぞ!」「家事を片付けるぞ!」と活動するとき、緊張するとき、戦うときに踏むものです。心臓はドキドキ、血管は収縮、体は「戦闘モード」になります。
- ブレーキ(副交感神経): ホッと一息つくとき、ご飯を食べているとき、お風呂に入っているとき、眠っているときに働くものです。心臓はゆったり、血管は広がり、体は「リラックス&修復モード」になります。
健康な状態なら、このアクセルとブレーキは、まるでF1レーサーのように華麗なハンドルさばきで、状況に応じてスムーズに切り替えられます。
あなたの不調は「ブレーキの効かない車」かも?
では、「自律神経が乱れている」とは、どういう状態でしょう?
それは、このアクセルとブレーキの切り替えが、うまくいかなくなってしまった状態。 特に、毎日頑張っている30代の女性に多いのが**「アクセル踏みっぱなし症候群」**です。
朝起きた瞬間から満員電車という戦場へ向かい(アクセルON!)、 職場で気を張りながらパソコンと格闘し(アクセルON!)、 帰宅後も夕食の準備や明日のことで頭がいっぱい(アクセルON!)、 やっとベッドに入っても、スマホで明日の仕事の連絡をチェック…(アクセルON!)。
……あれ? ブレーキを踏む暇、ありました?
アクセルを踏みっぱなしで走り続けた車が、エンジンが焼き付いたり、ブレーキがキーキー鳴り出したりするのと同じです。 あなたの体も、「もう無理だよー!」と、めまいや動悸、頭痛、不眠といった様々なサイン(警告ランプ)を点灯させているんです。
「リラックスしなきゃ」と頭ではわかっているのに、体が言うことを聞かない。 「自律」神経という名前なのに、自分の意志でコントロールできないから、本当に厄介ですよね。
僕たち鍼灸師は「腕利きの整備士」です。
では、どうすればいいのか? そこで、僕たち鍼灸師の出番です。
僕たちは、いわばあなたの**「体の整備士」**。 鍼やお灸を使って、ガチガチに固まった体(踏みっぱなしのアクセル)を優しく緩め、血の巡りを良くして、効きの悪くなったブレーキの性能をもう一度高めてあげるお手伝いをします。
鍼灸は、強制的に体を「リラックス&修復モード」へと導くスイッチを押してあげるようなもの。 施術中にウトウトと眠ってしまう方が多いのは、体が久しぶりに、心からブレーキを踏み込めている証拠なんですよ。
アクセルとブレーキの切り替えがスムーズになれば、 仕事中はシャキッと集中できて、夜はぐっすり眠れる。 そんなメリハリのある、快適な毎日があなたを待っています。
まずはあなたの体が今、アクセルとブレーキ、どちらが優位になっているのかを知ることから始めましょう。 いつでも、あなたの体の声を聞きに来てくださいね。
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