あなた予報士?雨の前に頭痛がする「天気痛」の撃退法

こんにちは! 明大前はり灸院の院長、榊原です。

「なんだか頭がズーンと重いな…」 「古傷がうずくな…」 そう思っていたら、案の定、天気予報アプリが「このあと雨が降ります」と通知をよこす。

「私の頭痛のほうが、よっぽど正確な天気予報だ!」 なんて、冗談めかして笑っているあなた。本当は、笑い事じゃないくらいツラい時もありますよね。

周りからは「気のせいでしょ」「考えすぎだよ」なんて言われて、この天気に振り回される不調をなかなか理解してもらえない…。そのもどかしさ、よく分かります。

この、雨や台風が近づくと現れる不調、**「天気痛」または「気象病」**と呼ばれていますが、これは決して気のせいではありません。あなたの体の中で起きている、歴とした反応なんです。

犯人は「気圧」と「内耳のセンサー」

天気痛の主な引き金は、**「気圧の変化」**です。 特に、天気が崩れる前に気圧がグッと下がるときに、症状が出やすくなります。

そして、この気圧の変化を敏感に察知しているのが、耳の奥にある**「内耳(ないじ)」**という器官。この内耳が、いわば「体の中の気圧センサー」の役割をしています。

健康な状態であれば、センサーが気圧の変化をキャッチしても、体はうまく順応してくれます。 ところが、自律神経が乱れていると、このセンサーが過敏になってしまうんです。

内耳センサーが「大変だ!気圧が下がってきたぞ!」と脳に緊急信号を送ると、パニックになった自律神経が過剰に反応。痛みを引き起こす物質を分泌させたり、脳の血管を急激に拡張させたりして、ズキズキとした頭痛や、めまい、古傷の痛みを引き起こしてしまうのです。

例えるなら、**「ちょっと過敏な火災報知器(内耳)」「慌てん坊の警備員さん(自律神経)」**がタッグを組んで、小ボヤ(気圧の低下)なのに、ビル全体にスプリンクラーで水を撒き散らしている(痛みや不調)ような状態なんです。

鍼灸で「慌てん坊の警備員さん」を落ち着かせましょう

天気を変えることはできません。でも、天気に振り回されない体に整えていくことはできます。 そこで、僕たち鍼灸師の出番です。

僕たちの仕事は、この慌てん坊の警備員さん(自律神経)を**「どーどー、落ち着いて」**となだめてあげること。

  • 自律神経のバランス調整: 首や背中、手足のツボを刺激して、過敏になっている神経を鎮め、自律神経全体のバランスを安定させます。
  • 内耳の血流改善: 特に、耳の周りや首筋のガチガチな緊張を緩めることで、過敏になっている内耳への血流を促進します。血流が良くなることで、センサーの働きも正常に近づいていきます。

施術によって、気圧の変化という外部からのストレスに、体が過剰反応しなくなっていくのです。

もう、週末の予定を天気予報と自分の頭痛をにらめっこしながら決めるのは、終わりにしませんか? 雨の日は、頭痛に怯える日ではなく、お家で好きな音楽を聴きながら穏やかに過ごせる日になる。 そんな天気に左右されない、穏やかな毎日を一緒に取り戻しましょう。

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