こんにちは! 明大前はり灸院の院長、榊原です。
前回のセルフケアでは、「朝日光浴」という行動面の習慣についてお話ししました。 さて、今日はあなたの**「思考のクセ」**にアプローチする、とっても簡単で、でも強力なセルフケアをご紹介します。
それは、一日の中で**「まぁ、いっか」**という言葉を、意識的に使ってみることです。
「え、そんな無責任な…」 「ちゃんとやらなきゃ、って思っちゃう…」
真面目で、責任感が強く、何事もきちんとこなしたいあなただからこそ、そう感じるかもしれませんね。 でも、その**「〜〜しなければならない」「完璧でなければならない」**という思考こそが、知らず知らずのうちにあなたの自律神経のアクセルを踏み込み、心をすり減らしている最大の原因の一つかもしれないのです。
完璧主義は「見えない敵」と戦っている
完璧を目指すあなたは、常に100点満点を自分に課しています。 資料の誤字脱字が許せない。部屋の隅のホコリが気になる。頼まれた仕事は期待以上で返したい。 その姿勢は、本当に素晴らしいものです。
でも、そのために常に気を張り詰め、脳はフル回転。体は常に緊張モード(アクセルONの状態)です。 100点を取れなかった時には、「なんて自分はダメなんだろう」と自分を責め、さらにアクセルを踏み込んでしまう。 これはまるで、自分で作り出した「完璧」という名の、見えない敵と四六時中戦っているようなもの。それでは疲れてしまうのが当たり前です。
「まぁ、いっか」は「許可」の言葉
ここで勘違いしないでいただきたいのは、「まぁ、いっか」は「どうでもいい」という**「諦め」の言葉ではない**、ということです。 これは、100点満点を目指して頑張っている自分に対して、**「80点でも大丈夫だよ」「少し休んでもいいんだよ」**と許可を出してあげる、自分への「優しさ」の言葉なんです。
- 夕食を作るのがしんどい日。「まぁ、いっか」とお惣菜を買って帰る。
- 部屋の掃除ができていない。「まぁ、いっか」と週末に回す。
- 仕事で小さなミスをした。「まぁ、いっか」と次に活かそうと切り替える。
この言葉を口にすることで、踏みっぱなしだったアクセルからスッと力が抜け、心に余白が生まれます。この「余白」こそが、自律神経のブレーキが働くために、とても大切なんです。
最初は罪悪感があるかもしれません。でも、あなたが少し手を抜いたくらいで、世界は何も変わりません(笑)。むしろ、あなたが笑顔でいることの方が、周りの人にとってはよっぽど大切だったりするんですよ。
今日から、あなたの口癖リストに、この魔法の言葉を追加してみませんか? 「ちゃんとやらなきゃ」が口から出そうになったら、深呼吸して、「まぁ、いっか」とつぶやいてみる。
その一言が、ガチガチだったあなたの心と体を、ふんわりと軽くしてくれるはずです。
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