こんにちは！ 明大前はり灸院の院長、榊原です。
全30回にわたってお届けしてきた、自律神経失調症を乗り越えるためのブログも、今日でいよいよ最終回です。 「なんで私だけ？」という孤独な心の叫びから始まり、体の仕組み、様々な症状、そしてご自身でできるセルフケアまで…ここまで読んでくださったあなた、本当に、毎日お疲れ様です。
そして、自分の心と体と向き合おうとする、その誠実な勇気に、僕は心からの拍手を送ります。
長引く不調の中で、私たちはつい、言うことを聞かない自分の体を「敵」や「裏切り者」のように感じてしまいます。 「どうして、こんな時に動いてくれないの！」と責めたり、 「この体じゃなければ、もっと人生は楽しかったはずなのに」と憎んだり…。
でも、本当はその逆なんです。
あなたの体は、あなたが仕事で無茶をした時も、人間関係で心をすり減らした時も、文句一つ言わずにあなたを受け止め、必死に支え続けてくれた、かけがえのない最高のパートナーです。
今あなたの体に出ている様々な症状は、そのパートナーがあなたをいじめているのではありません。 「もう限界だよ」 「お願いだから、少し休んでほしいよ」 と、あなたに必死に話しかけている、愛情のこもったメッセージなんです。
だから、どうか、これ以上自分をいじめないでください。 「私が弱いからだ」と、自分を責めないでください。 あなたの体は、誰よりもあなたのことを分かってくれています。
もし、たくさんのセルフケアを試しても、なかなか抜け出せない長いトンネルの中にいると感じるなら。 もし、最高のパートナーであるあなたの体と、どうすれば仲直りできるか分からないのなら。
いつでも、僕たちを頼ってください。
僕たちは、あなたとあなたの体の「仲介人」です。 体の声を通訳し、どうすれば二人がまた手を取り合って、同じ未来へ歩いていけるか、その道筋を一緒に探します。
最初の予約の電話は、とても勇気がいると思います。 でも、その一本の連絡が、トンネルの出口の扉を開ける、たった一つの鍵になるかもしれません。 「ブログを読みました」と一言伝えてくだされば、「ああ、あの長い旅路を共にしてくださった方だな」と、僕も本当に嬉しくなります。
トンネルの出口は、必ずあります。 一人で見つけようとしなくていい。僕が、あなたと一緒に歩きます。 光の差す方へ、一歩ずつ、進んでいきましょう。
あなたからのご連絡を、心からお待ちしています。
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