こんにちは。明大前はり灸院、院長の榊原です。
「先生、暖房を少し下げてもらえませんか? 汗が止まらなくて…」
冬の寒い日でも、タオルで額の汗を拭きながら入ってこられる50代の患者様。 「私は暑がりだから、厚着は苦手なの」と薄着で過ごされている方に限って、足首を触ると「保冷剤」のように冷たいことがよくあります。
ご本人は「暑い」と感じていますが、これは暑がりではありません。 典型的な**「冷えのぼせ」**という状態です。
上は熱帯、下は極寒。体の中で「分離」が起きている
お風呂のお湯を想像してください。放っておくと、熱いお湯は上に、冷たい水は下に溜まりますよね? 人間の体も同じです。本来は血液が巡ることで温度を均一にしていますが、50代になって自律神経の働きが乱れると、この「かき混ぜる力」が弱くなります。
その結果、行き場を失った熱気が頭や顔にばかり集まり(のぼせ・ホットフラッシュ)、逆に足元には冷えが溜まってしまうのです。
一番怖いのは、顔が熱いからといって、氷水を飲んだり薄着をしたりして、体を冷やしてしまうこと。 これでは下の「冷え」がさらに強まり、反動でもっと激しい熱が上に吹き上がるという悪循環に陥ります。
「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」を取り戻す
この「冷えのぼせ」を治すには、上に溜まった熱を無理やり冷やすのではなく、**「下の冷えを温めて、熱を下に引き下げる」**ことが必要です。
当院では、のぼせている患者様であっても、足元にお灸をします。 特に足の裏の「湧泉(ゆうせん)」や、くるぶしのツボを使って、下に強力な熱の引力を作ります。
すると不思議なことに、 「あれ? 足が温かくなってきたら、顔の汗が引いてきました。頭がスッキリします」 と、体温のバランスが整うのです。 これが、健康の黄金律である「頭寒足熱」の状態です。
汗っかきの正体は、深刻な冷え性かもしれません
「自分は暑がりだ」と思い込んでいる50代の方。 もし足先が冷たいなら、その汗は体が悲鳴を上げているサインです。
間違ったクールダウンで体を痛めつける前に、正しい熱のコントロールをしましょう。 顔のほてりを鎮め、足元からポカポカと落ち着く感覚を、ぜひ味わいに来てください。
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